「まず高額療養費」
―医療費削減へ 財政審建議―
(全国保険医新聞2016年6月5日号より)
ストップ患者負担増 参院選で
財務省・財政制度等審議会は5月18日、昨年の「骨太方針」で打ち出された社会保障費の削減などの「経済・財政再生計画」の着実な実施を求める建議を、麻生財務相に提出した。
社会保障について、政府が昨年12月にまとめた給付削減・負担増の改革工程の「着実な実行が不可欠」と指摘した。この中で、まず高額療養費制度・高額介護サービス費制度の見直しについて、世代間での負担の公平性などを理由に高齢者の負担限度額の引き上げなどの検討を進め、今年中に結論を得る必要があると強調した。
毎日新聞の世論調査(5月30日付)では、参院選で重視する争点として、「医療・年金」が25%とトップ。参院選は保団連、協会・医会が取り組む患者負担増反対を実現する絶好の機会だ。
(3面に「識者の視点」、8面に「ストップ! 患者負担増」全国の取り組み)
以上