「か強診」施設基準など議論
―次期改定へ問題意識 日歯臨時代議員会―
(全国保険医新聞2017年3月25日号より)
3月10、11日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で、第184回日本歯科医師会臨時代議員会が開催された。
堀憲郎会長は冒頭にあいさつし、次回診療報酬改定対策本部の2つの問題意識、方向性として「1つは超高齢社会における新しい歯科医療提供体制の確立、もう1つはあまりにも低すぎる歯科医療技術の評価のあり方がどうあるべきかを問題提起していきたい」とし、「会員には分かりやすく目に見える会務を執行したい。外に向かっては引け目なく主体性を持って毅然と対応していきたい」と述べた。
質疑では「か強診」の器材・器具、歯科衛生士の雇用などの高い施設基準のハードル引き下げの要望が出された。
答弁で遠藤秀樹常務理事は次回改定に向けて条件などを検討していきたいとした上で、歯科衛生士の雇用は必要との考えを示した。一部の算定要件に口腔内写真が義務付けられたことは厚労省が管理・監視をしやすくするためではとの指摘に対しては、「患者に分かりやすい診療と説明が求められているので活用いただきたい」とした。
以上