【中医協ひろい読み】保険者との連携・ICTの活用
中医協総会が3月29日に開催され、「外来医療」について、生活習慣病の重症化予防に向けた保険者との連携推進、ICT活用を議論した。
特定健診・指導など診療情報共有を 厚労省は、生活習慣病が疾病全体の2割を占め、医療費は外来医療のうち3割に上る一方で、その予防策として保険者が行う「特定健診・特定保健指導」での診療情報の共有が不十分である点を報告。具体的には保険者からの診療情報の提供等の、「協力の求めはなかった」と回答した医療機関がトータルで5割以上、診療情報等の提供を、「行った」と回答した割合はトータルで2%未満である一方、患者が「特定健診・特定保健指導」を受けているか「把握していない」と回答した保険者が8割以上である点を指摘した。
遠隔での糖尿病管理も提起―支払側 厚労省は、「糖尿病が強く疑われる者」の治療状況について、40歳代では約5割が未治療である点を報告。 以上 |