1月10日の中医協で、一般病棟入院基本料(7対1、10対1)の再編・統合が提案された。12日には、加藤勝信厚生労働大臣から、2018年改定実施に向けた諮問が行われた。これに対する答申が2月上旬に行われる。 「重症度」等該当患者の割合が焦点 1月10日の中医協で、一般病棟入院基本料(7対1、10対1)の再編・統合が提案され、現行の7対1入院基本料と10対1入院基本料の中間に、新たに2段階の評価を設けることが了承された。新たに設ける中間段階は▽入院料1(現行の7対1相当)の届出実績が必要▽改定検証等の調査の対象とする▽基準値は診療実績等を用いた判定が必要―など、3つの要件を設ける。これにより入院医療の評価体系が変わることから、「一般病棟入院基本料(7対1、10対1)」を「急性期一般入院料(仮称)」に、「一般病棟入院基本料(13対1、15対1)」を「地域一般入院料(仮称)」に名称変更することが提案されている。
19日に公聴会 1月12日の中医協で加藤勝信厚生労働大臣は、2018年改定実施に向けた諮問を中医協に行った。この諮問に対する答申は2月上旬に行われる予定だ。また1月19日には千葉で公聴会が開催される。この公聴会開催日までの期間(1週間)で「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(現時点の骨子)」を基にしたパブリックコメントが即日募集された。 以上 |