子ども医療費、コンビニ受診? 過剰診療?
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保団連の本田孝也理事は『日経』記事を検証し、厚労省発表のデータを元に子ども医療費無料化を拡大しても安易な受診や医療費膨張につながらないとする調査結果(「子ども医療費助成制度の推移と患者の受診動向の分析」)を昨年12月に発表した(本紙17年12月25日号で既報)。02年から16年の医療費の動向などから、助成制度は拡大し(図1)助成対象人口が増えているにも関わらず、いずれの年齢階級でも時間外受診件数は減少傾向を示した(図2)。本田理事はこうした結果について、「必要な受診が確保されたために疾病の重症化が防止され、時間外受診が減少した」と分析した。
4月15日の保団連理事会では、こうした誤解を解き、無料化が必要とする発言が相次いだ。▽子ども医療費無料化反対は医師の中では少数意見ではないか▽反対派の医師にも保団連の調査を示すと理解してもらえた▽子どもの口腔機能発育不全の管理が保険適用になり患者にとても喜ばれた。子どもの窓口負担は切実▽未だ無償化に反対する意見があることが分かった。マスコミに私たちの意見を伝えていく―などの声が上がった。
保団連は今後も子ども医療費無料化の拡大に取り組んでいく。
以上