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歯科会員アンケートを読むB
請求点数は減少傾向

全国保険医新聞2019年5月25日号より)

 

 保団連は2018年診療報酬改定を受けて、歯科会員アンケートを実施。全国46協会・医会の歯科会員から3,449通(歯科会員比8.2%)の回答を得た。集計結果を紹介する。

 

 前年同時期と比較した4月から7月の請求点数の変化では、増加が17.7%、減少が31.3%で、減少が増加を上回っている。
 請求点数が増加した歯科医院は一部にとどまり、減少が3割、変化なしとあわせて8割にのぼる。医療経済実態調査における歯科医院の収支差額は一貫して減少しているが、改定後も改善の傾向は見られない結果となった。
 請求点数の増減は患者数の増減の影響がもっとも大きく、患者数の増減と同様の結果となっている。窓口負担の軽減をはじめ必要な歯科受診を促すとともに、歯科診療報酬の改善による歯科医院全体の底上げが求められる。

以上