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膨大なレセ電コード記載 機械的な返戻やめよと要請

全国保険医新聞2020年11月15日号

 

 保団連は10月23日、厚労省に対し、レセプト電算処理システム用コード入力義務化に伴う入力不備について、審査支払機関が機械的に返戻しないよう徹底することを求める要請書を送付した(【要請書】レセプト電算処理システム用コード入力に伴う診療報酬明細書の不備の扱いに関する要請書)。

 

 診療報酬の電子請求を行う際に用いるレセ電コードについて、2020年改定で新たに追加された項目について本年9月末までは経過措置が設けられ猶予されていたが、10月診療分(11月請求分)から入力が求められる。
 しかし20年改定実施前から新型コロナウイルスの感染が拡大し、各地の集団指導(改定説明会)が中止されたことで改定内容の周知が不徹底である。
 さらにコロナ禍に対する感染防護対策や診療報酬の臨時的措置への対応を求められてきた。

 

膨大なコード入力、訂正も周知されず

 医科では1,700個以上もの膨大な選択項目が追加されたほか、8月31日に発出された膨大な訂正通知による変更の周知がされない中で対応が迫られ、各地の協会・医会に問い合わせが相次いでいる。
こうした状況を受け、保団連は10月23日、「現場に過重な負担を課すレセプト『摘要』欄記載については移行が落ち着くまでの間は、記載漏れや間違いがあっても機械的に返戻としないようにし、そのことを審査支払機関に徹底すること」を要請した。

以上

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