実行委員長あいさつ

ごあいさつ

第34回保団連医療研究フォーラム実行委員会
実行委員長 高本英司(大阪府保険医協会理事長)

 「『過去・いま・未来』~これからの医療をデザインする~」をメインテーマに、第34回保団連医療研究フォーラムを14年ぶりに大阪の地で開催します。実行委員会は、全国の会員およびスタッフの皆様に楽しんでいただけるよう、成功に向け猛ダッシュしているところです。お目にかかれる日を心待ちにしております。

 分科会・ポスターセッションは、会員、スタッフの日常診療の工夫・研究の成果を積極的に発表していただく絶好の機会です。おかげさまで意欲的な110以上の演題が寄せられました。私たちの診療は、経験的、科学的に広いバックボーンに支えられた実践であり、同時にヘルシンキ宣言などを柱に社会医学的にも患者・国民の利益に沿ったものでなければなりません。会場でどのような討論がなされ、日常診療の経験交流になるか楽しみです。

 記念講演は、「チーム・バチスタの栄光、ブラックペアン1988」など、なじみのある作品を次々と世に送り出している医師であり作家である海堂尊氏をお招きし、「医療エンタメとリスクヘッジ」をテーマに縦横無尽に語っていただきます。

 医科・歯科全国共同調査結果の発表は、開業医ならではの本領を発揮した調査です。社会的に注目されている「学校健診後治療調査」結果は、学童・生徒の健康状態、置かれている不安定な環境状況をリアルに明らかにし、自治体、マスコミ、教育現場に問題提起を行い大きな衝撃を起こしています。調査結果が学ぶ権利と生活改善につなげられる一歩になればと考えています。

 シンポジウムにも意欲的なテーマを選びました。大阪医科・歯科協会が独自に実施した調査と日常診療から見えてくる「開業医がいきいきと働くため」のシンポ、戦前・戦中の医学的犯罪を見据え未来に活かすための「731部隊とは何だったのか あらためて医の倫理を問う」シンポ、“みんなちがって みんないい”は現代もっと強調されてよいが「輝け!いのち自分らしさを求めて…『LGBTを知る』」で学ぶシンポの3テーマで行います。どのシンポも日常診療の中で避けて通れない今日的重要なテーマです。診療に追われる開業医、勤務医にとって視野を広げる貴重な空間を提供します。

 レセプションでは、ファミリーアンサンブル「グループ・ジュネス」の演奏を聴きながら楽しいひとときをお過ごしください。またオプション企画として「大阪城の歴史散歩」、「落語家と行くなにわ探検クルーズ」を用意しています。奮ってご参加下さい。

 実行委員会一同、リフレッシュできる大阪てんこ盛りの2日間にしたいと思っていますので、ご参加何卒よろしくお願い致します。

 

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第34回保団連医療研究フォーラム実行委員会
副実行委員長 小澤力(大阪府歯科保険医協会理事長)

ようこそ大阪へ。

 2019年10月13、14日は、商都、古都、水都、上方文化、食い倒れ、世界遺産など多彩な顔を持つ大阪を存分に味わってください。

 なかなか会えない遠方にいる旧友との再会も是非はたして下さい。

 13日午後4時からのオープニングでは、みなさんの目を釘付けにする“おもろいモン”も用意させてもらってます。全国の協会、医会の協力による「学校健診後治療調査」は、まさに保団連ならではの初めての全国調査となりました。当日に報告させていただきますが、その意義は計り知れません。改めてお礼を申し上げます。午後5:20からの海堂尊氏の記念講演は、市民公開講演とさせていただきました。

 14日は朝からの分科会・ポスターセッションで幕を開けます。参加され演題を聴かれたことが有る方なら、「コレガ聴きたくてわざわざ来た」となる医療研ならではの醍醐味です。臨床の知恵、悩み、工夫の宝庫の扉を是非開けてお聴き下さい。

 午後のシンポジウムは、医療研大阪実行委員会の思いのたけを込めて企画しました。どれも聴き逃したく無いシンポジウムです。全てのテーマが今回の医療研のメインテーマ「過去・いま・未来」を体現したものです。

 盛りだくさんの二日間を満喫していただければ幸いです。医科、歯科、協同組合、医療研実行委員会一同、皆様のご来阪をお待ちしてます。

 

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第34回保団連医療研究フォーラム実行委員会
副実行委員長 中村 厚(大阪府保険医協同組合理事長)

 保団連医療研究フォーラムは14年前にも大阪で開催しましたが、その当時も医科・歯科保険医協会・保険医協同組合の三団体主務として企画から運営まで関わりました。今回も担当団体としてさせていただく事になり大変光栄に思っております。

 実行委員会では、全国の会員およびスタッフの皆様が多数参加していただける有意義な企画をと、三団体で定期的に協議を重ねてきました。

 その中で保険医協同組合の独自の企画を、医科・歯科向けと医療機器の展示など順次検討してまいりました。

 現在の協同組合事業は、「一人は万人ために、万人は一人のために」を定義に「保険医の要求に応え、医院経営に役立つ」をモットーに、全国の保険医協会・医会のご理解とご協力を得て、北は北海道保険医会、南は沖縄県保険医協会までM&D保険医ネットワークを窓口として、医科・歯科の医薬品、材料、医療機械など共同購入事業を利用していただき、全国に「協同組合ファン」が、少なからず広がりつつあります。

 開催期間中は、保険医協同組合コーナーを設置して事務局が常駐しておりますので、会議の合間にお寄りいただく事を心よりお待ちしております。