ごあいさつ
第36回保団連医療研究フォーラム実行委員長
(岐阜県保険医協会会長)
竹田 智雄
保団連初のハイブリッド形式(現地+WEB)の医療研究フォーラムにご期待ください
2021年第36回保団連医療研究フォーラムは、新型コロナウイルス(COVID-19)の全国的な感染拡大の現状を踏まえ、2021年9月19日(日)、20日(月・祝)に長良川国際会議場と都ホテル 岐阜長良川においてWEB併用のハイブリッド開催(現地開催を念頭におきながらインターネットによるオンライン配信を併用した開催形態)へプログラムを含めて変更することとなりました。
保団連初のハイブリッド形式の医療研究フォーラムとなりますが、予定通り「生き生きと保険医が働くために~コロナ禍を乗り越えて」をメインテーマとして、小島勢二名古屋大学名誉教授の記念講演、俳優竹下景子さんとの対談、第一線でご活躍の先生方をお招きしてのシンポジウム「生き生きと働く工夫~夢と希望のある医療(医科、歯科)」、住江会長にもご登壇いただく「コロナの先に見える日本」を開催します。COVID-19感染症対策のため参加人数に制限を設ける可能性があるためオンライン配信を行います。WEBにて議論にご参加ください。
全国共同調査「開業医師・歯科医師の働き方・健康調査」にご協力いただきまして誠にありがとうございました(回収率27.6%)。開業医の働き方調査は千葉協会、東京協会、大阪協会、兵庫協会、長崎協会など様々な協会・医会で行われてきましたが、直近では神奈川協会の調査がございます。念願であった全国調査は今回が初めてでございます。保険医が生き生きと働けるための提言に結び付けたいと考えております。開催様式の変更にもかかわらず、全国の協会医会から50を超える演題をご応募いただきましたことに心から厚く御礼申し上げます。オンデマンド配信させていただきます。
低診療報酬、医師不足の現状の中で良質な医療の提供に腐心するほど激務となり、健診を受ける時間もとれないとの会員からの悲痛な叫びを耳にします。保険医の働き方を大いに議論し、社会保障を充実する政治の実現に向け、また、保険医が夢と希望を持ち生き生きと活躍できる社会の構築を目指し、皆様ともに頑張りましょう。
第36回保団連医療研究フォーラム実行副委員長
(岐阜県保険医協会副会長)
永田 正和
第36回保団連医療研究フォーラムを、大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台となった岐阜の地で行います。まずは、昨年予定され、直前まで準備をされた岩手協会の皆様に感謝申し上げます。当協会でも、コロナ禍で「本当に開催できるのであろうか」、「開催してもよいのだろうか」と、再三にわたり保団連および岐阜協会の実行委員会で協議を重ねた結果、感染症対策を万全にして開催をすることとなりました。
1日目の「全国共同調査結果発表」、「記念企画の小島勢二先生の講演と竹下景子さんとの対談」は会場を広くして、感染症対策を万全にしての会場とオンライン配信を併用したハイブリッド形式で開催します。レセプションは残念ながら中止とさせていただきます。また、2日目の分科会とポスターセッションは、会場での講演、展示は行わず、パワーポイントにてのWEB上でのオンデマンド配信とさせていただきます。
シンポジウムは午前に「生き生きと働く工夫(医科・歯科)」と題して診療所・病院での様々な工夫や女性医師・歯科医師としての働き方など、午後に「コロナの先に見える日本」と題して、コロナ禍での様々な問題を議論していただきます。シンポジウムは、感染症対策のため会場での定員の制限とオンラインでの配信を行う予定です。本来であれば、岐阜城、長良川鵜飼、柳ケ瀬、岐阜かがみはら航空宇宙博物館、世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふなど数々の名所をめぐっていただきたいところですが、今回は断念いたしました。
ところで、この医療研の主務地のお話しをいただいた時、ぜひ「開業医師・歯科医師の働き方」について議論、提言をしたいと提案しました。医師・歯科医師の労働は過酷であり、健康を害され苦労しておられる、若くしてお亡くなりになられる先生、激務で健康診断にも行けない先生も多いと思われますが、現状としてはあまり認知・議論されていないと感じます。以前より、様々な協会・医会で、開業医師・歯科医師の働き方調査を行っておりますが、全国規模での調査は初めてと思われます。ぜひ参考にしていただき、「いきいきと健康に」先生、ご家族、患者の幸せを勝ち取ってください。会場およびWEBでお会いできることを楽しみにしております。