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【歯科技工所アンケートを読む】第2回 売り上げ、収入の低さ

全国保険医新聞2017年11月25日号より)

 

 

 保団連は昨年、歯科技工所アンケートを実施した。その結果を6回連載で紹介する。アンケート結果は「2016年歯科技工所アンケート調査結果と概要報告」を参照されたい。

11月5日号「第1回 長時間労働」

 

売り上げ500万円以下が約半数

 歯科技工所の売り上げは500万円以下が28%で約3割、1000万円以下では61%と約6割を占める。国内の技工所の77%(2015年)が1人ラボである。個票から1人ラボ(常勤)を抽出し集計すると売り上げ500万円以下が45%、1,000万円以下では89%となっている。売り上げ500万円、1,000万円は各々月当たり約40万、約80万の売り上げである。材料費を含む経費を見込むとその厳しさは相当なものといえる。
 同じく1人ラボ(常勤)の可処分所得は200〜300万円が一番多く26%、次いで100〜200万円が24%である。300万円以下が63%であり1人ラボのゆとりのなさを知ることができた。

 

大都市では最低賃金下回る

 月4週と仮定し、週6日勤務、週勤務時間の最頻値71〜80時間を例にとると、年間勤務時間は3,408〜3,840時間。可処分所得300万円では時給781〜880円であり、16年の最低賃金全国加重平均823円に近いのではあるが、大都市では下回っている(東京932円、大阪883円)。
 歯科技工士は専門教育を受け国家資格まで獲得する専門的技術職であることを併せ考えるならば、到底最低賃金に並ぶような待遇が許されるものではない。

自由意見欄より

ラボの収支は赤字です。現在バイト(全くちがう職)をして生活しております

この仕事は一言でいうと地獄です。 35年やってきましたが、良くならない!!あきらめてます。 こんな仕事、子どもだけにはさせたくありません。 これがすべてです

技工料金安すぎます。人間らしい生活がしたいです

以上