【主張】都道府県を越えウェブ研究会を相互利用しよう
保団連は2022年4月以降ホームページをリニューアルするとともに、保団連情報サービスのコンテンツを充実させてきた。同サービスに登録すれば「全国保険医新聞」や『月刊保団連』、中医協や診療報酬などのさまざまな情報を掲載した会員専用サイトにアクセスできる。登録者にはウェブサイトの更新情報やウェブ研究会の開催情報などをメールマガジンで配信している。22年診療報酬改定以降、現在約5千人の会員が登録している。
コロナ禍で各協会・医会の対面での研究会が困難となり、ウェブでの開催が主流となった。これにより、時間的・地理的制約で困難だった会員の参加が増加している。各協会・医会での研究会・講習会の回数頻度やテーマ、参加規模などはさまざまだが、都道府県を越えて参加・受講できるようにするため、研究会交流サイトをスタートさせた。全国で医科・歯科臨床系の研究会・講習会、医療安全講習会、経済・財政、医療政策に関する講習会、文化企画(生演奏)など多彩な研究会が開催されており、2022年は、28協会・医会、延べ149件のウェブ研究会・講習会が相互利用された。
一部の研究会・講習会はアーカイブ配信もされており、研究会一覧のページは未登録でも見ることができる。歯科新規技術の研究会では講師と参加者が双方向で意見交換でき、臨床と研究の交流の場にもなっている。保団連の各専門部が主催した学習会や講演会などもサイト上で視聴できる。
コロナ対応の補助金や診療報酬特例等の通知が断続的に発出される中、ウェブサイトやメールなどで会員にダイレクトに情報提供する機会が増加している。保団連情報サービスをさらに充実させ、会員の日常診療や医院経営を補完するサービスへと発展させたい。無料で簡単に登録できるので、ぜひ登録をお願いしたい。すでに登録されている会員には、研究会交流サイトの利用などサービスを積極的にご活用いただきたい。