<平デジタル大臣記者会見(11月8日)>
保団連
前回デジタル庁のマイナ保険証利用率がデジタル庁単体で集計されていないということだったが、今後、集計される予定があるか
マイナ保険証利用率が13%と低調ですが、マイナ保険証のメリットは宣伝されているが、デメリットとして大臣が考えていることを教えて欲しい。
平大臣
デジタル庁職員は内閣府共済組合に加入しているためデジタル庁のみ切り出したマイナ保険証利用率は集計していない。デジタル庁のみの数字となると別途調査し直す必要があるため、特段今の時点でデジタル庁のみを調査するという考えを持っていない。
デメリット何かという話だがいろんな議論の中でこの記者会見でも、デメリットはもっぱら保団連から指摘をずっと受けているので私はこういうメリットがあるいう話をしている。トータルで考えてこれを進めるべき政策だという強い信念も持っている。デメリットはあまり思いつかないが例えばやっぱり不慣れだということに対する不安といったものがデメリットかなと思う。これも動き出せばすぐ慣れていただける。不安解消の広報をしっかりしていきたい。
保団連
医療費の適正化の関係だが、既にオンライン資格確認の義務化によって、保険証を使おうが、マイナ保険証を使おうが、レセプトデータベースの利用は既に行われている。保険証を使わないとアナログから脱皮できるという認識は間違いだ。現在でも保険者の審査でレセプトをチェックし、医療費の適正化が行われている。保険証を目視で確認するだけでなく、オンライン資格確認システムを医療機関が頻繁に利用している。マイナ保険証を選択する方は13%、残りの87%は保険証でオンライン資格をしているのが実態だ。マイナ保険証を利用促進したいのであれば、保険証残した方が方がよい。
平大臣
保団連と平行線だが、私はICチップも写真も入ってない保険証を残すことは不正の温床になるのでこれはやっぱりマイナ保険証の方にできるだけ移行してほしいという基本姿勢は変わっていない。
保団連は紙の保険証でいろんな悪いことを考える人たちの付け入る余地のあるものを残すべきだということに関しては我々とは考え方が違う。
保団連
不正利用を我々が容認しているかのごとくの発言は撤回してほしい。レセプトデータで既にマイナ保険証が13%利用率だろうが低かろうが、その後保険者の審査ができるデータで突合・縦覧点検している。マイナ保険証とは何も関係ない。その認識がないのに何かそれをやらないとできないというのは間違いだ。厚労省に聞いてから答弁してほしい。
平大臣
もう一度厚労省ともその辺を確認したいと思うが、一方で顔写真もICチップが入っていない保険証をそのまま残していくという立場には立っていない。