選択的夫婦別姓の実現を! 女性部が国会議員に要請

 選択的夫婦別姓の実現に向け、保団連女性部は4月24日、国会議員に要請してきました。細部千晴理事と住江憲勇名誉会長が衆・参の法務委員会理事を中心に面談し、早期実現を求める医師・歯科医師の声を紹介しました。

「同姓の強制は憲法違反」—古庄玄知議員


参議院法務委員会理事の古庄玄知議員(自民)は「生まれた時からの名前をどちらかが捨てなければ結婚が認められないのは、両性の平等を規定する憲法24条に反する」として選択的夫婦別姓に賛成の立場を明確にしました。
民法の条文では夫婦のいずれが姓を変えても良いことになっていますが、実際には女性が姓を変えるカップルが95%に上ります。
古庄氏は「反対する人は、夫婦同姓が日本の伝統であるとか、制度を導入すると戸籍が無くなるかのような誤解をしている」と話していました。このため、正しい理解が広がるよう努力しているそうです。

 

 

 

「まずは法案審議を求めたい」——米山隆一議員

 衆議院法務委員会理事の米山隆一議員(立憲)は、「国際結婚や国外で結婚したカップルなど、既に夫婦別姓の家族は国内に大勢いる。別姓ではいけないというなら、その人たちにも同姓にするよう求めるのか、と質問したが、法務省は否定した」と国会質疑を紹介。「党として民法改正法案を提出する用意がある。まずは審議を求めたい」と話しました。

 

 

民法改正法案を各党に説明——黒岩宇洋議員

衆議院法務委員会理事の黒岩宇洋議員(立憲)は、選択的夫婦別姓に向けて同党がまとめた民法改正法案の要綱について各党に内容を説明し、賛同を呼びかけてきました。
「今国会で成立させるため、まずは法案の審議入りを目指して力を尽くしたい。みなさんの応援を心強く思います」と話しました。