愛知健保連がA4サイズ、短期間の資格確認書発行を指南

けんぽれんあいち(健康保健組合連合会愛知連絡会)は、愛知県下88の健保組合の活動広報誌(2025年7月号)にて、資格取得時及び資格確認書一括職権交付に関するセミナーを開催しました。

健康保険証の有効期限に伴う資格確認書の一括交付の際に、マイナ保険証を使用しないという明確な意思は確認できない(手続きを失念している人が多く含まれると想定)ことから資格確認書を通常とは異なる仕様で交付し、早期にマイナ保険証に切り替えるよう促すことも検討いただきたいと提案しています。具体的には以下の短期間でA4サイズの資格確認書を交付することを促してます

有効期限は短期間(例えば2025年度中 サイズはA4型で設定するといった方法が考えられる

※A4型で資格確認書を交付する場合は、コピーガード用紙を活用することを推奨。

完全な嫌がらせ 混乱に拍車

「マイナ保険証を使用しないという明確な意思は確認でいない」と恣意的に判断し、使い勝手の悪く期間も短いA4サイズの資格確認書を発行することはマイナ保険証への露骨な誘導であり完全な嫌がらせです。

厚労省がこれまで「マイナ保険証を押し付けない」、「マイナ保険証利用は義務ではない」との説明を覆すものです。

7月末で健康保険証の有効期限を迎える国保加入者1700万人において、「資格確認書」もしくは「資格情報のお知らせ」が交付されます。医療機関では、8月以降、有効期限切れの健康保険証を持参した患者や「資格情報のお知らせ」のみを持参した患者さんへの対応を迫られます。医療現場での事務負担や混乱が想定される中、健保組合が短期間で通常とは異なるサイズの資格確認書を交付することは患者も医療機関も混乱に拍車をかけることになります。