【声明】生命と健康を守る医師・歯科医師の立場から アメリカトランプ政権とイスラエルによる国際法違反のイランへの攻撃に強く抗議する

2026年3月4日

2026年3月3日
全国保険医団体連合会
非核平和部担当副会長 天谷静雄

米トランプ政権とイスラエルは2月28日、イランへの攻撃を実施したと発表した。また、36年余りイランの最高権力者の座にあったハメネイ師を殺害した。

米国とイスラエルは、イランとの核協議が進展していた最中に、突如として大規模な軍事攻撃を開始した。これは国連憲章と国際法を乱暴に蹂躙する無法な先制攻撃である。

また、トランプ米大統領は、イラン政権を「巨大なテロ組織」とし、イラン国内の反体制組織に対して、「自分たちの政府を乗っ取れ」として、体制転覆を公然と呼びかけている。

米トランプ政権がイスラエルとともに、イランの体制転覆を目的として、「大規模かつ継続的」な攻撃を行うならば、中東と世界の平和と安定に深刻な打撃をもたらすことは必至である。同時に、イスラエルの核兵器を不問にすることも重大な問題である。

さらに、小学校も攻撃され多数の児童が死亡している。人道上も許されるものではない。

米国とイスラエルは、直ちに軍事行動を中止するべきである。同時に、イランも核開発を中止するべきである。

こうした事態に対して、木原稔官房長官は、3月1日未明の記者会見で、核開発を巡る米イラン間の協議について「イランの核問題解決に極めて重要であり、わが国として強く支持してきた」と指摘。核不拡散体制の意義を訴え、「イランは核兵器開発および地域を不安定化させる行動をやめるべきだ」と発言するにとどまり、アメリカとイスラエルの軍事行動を批判せず、一定の理解を示している。今回のアメリカとイスラエルによる攻撃は、明らかな先制攻撃であり、国連憲章と国際法に違反するものである。日本政府として、アメリカとイスラエルによる先制攻撃に対し、明確な批判をし、平和的解決をめざすべきである。

私たちは、生命と健康を守る医師・歯科医師の立場から、今般のアメリカとイスラエルによるイランへの先制攻撃に断固として抗議する。