ワクチン4回目接種
保団連は、新型コロナ感染症対策の継続・強化に向けて国に緊急要望書を提出した。
政府は、新型コロナウイルスワクチン4回目接種の対象者を60歳以上と18歳以上で基礎疾患のある方に限定した。医療従事者などは接種の対象外となる。病院内や介護施設等で継続した感染対策が求められており、希望する医療従事者や介護・障害者施設等の従事者へのワクチン接種は重要である。さらに、抗体価の低下を考慮すれば18歳以上で基礎疾患のない方にも希望すれば接種できるようにするべきである。
要望書では、医療・介護・障害者施設等の従事者、18歳以上で基礎疾患のない方も接種対象とすることを求めた。また、現行ワクチンはオミクロン株には効果が限定的とされている。保団連は、一刻も早く、新たな変異株にも効果や安全性が高い新たなワクチン開発に、企業間、国家間の垣根を越えて、全力を挙げることを求めた。
5類引き下げは慎重に検討を
財界や政府の一部に新型コロナ感染症を感染症法の2類相当から5類相当への引き下げ要望が出されているが、5類相当となれば財政措置は困難となる。早急な引き下げは、感染対策の後退を招き、経済にも深刻な打撃を与えかねない。
保団連は、2類相当から5類相当への引き下げは慎重に検討すること、新型コロナ感染症対策を引き続き政府の責任と負担により実施することを求めた。