7月26日記者会見 マイナトラブルは止まらない

報道各社 御中

マイナトラブルは止まらない

保団連 記者会見(7月26日)

全国保険医団体連合会

 

日 時:2023年7月26日(水)13時〜14時頃

会 場:衆議院第2議員会館多目的会議室・WEB参加可

1.厚労省「10割問題解消スキーム」で 子ども医療費、高額療養費が使えない!?

マイナ保険証が無効、カードの読み取り機器のエラーで被保険者の資格確認できないマイナトラブルが続出。窓口で10割負担を求められたなど実害が生じました。

厚労省は、被保険者資格が特定できない保険請求を「不詳」請求とするスキームを示し、7月10日7月19日に通知を出しました。

しかし、医療保険本体の対応にとどまり、子ども医療費、難病医療費、高額療養費など公費医療等が使えるか不透明なままです。

子ども医療費の受給者証など証書を持参しても、マイナトラブルによって公費医療が受けられなくなる可能性を示唆しています。

医療機関にとっても「不詳」とされた保険請求が支払基金に請求できるとされましたがいつ医療機関に支払われるのか不透明なままです。

保団連では、厚労省スキームの問題点を指摘してきました。この問題で厚労省担当課に回答を求めています。到達点を報告します。

 

2.健康保険証とマイナ保険証で窓口負担が違う!

健康保険証と異なる窓口負担割合がデータ表示される問題は、全国的に発生しています。千葉市内のクリニックでは本来は窓口3割が正しいのにマイナ保険証では2割となるトラブルが発覚し、千葉市長がシステム登録のミスを認めました。

千葉県保険医協会が7月20日に公表した調査では医科医療機関の16%で負担割合相違が報告されました。

保団連調査では、既に17都府県で健康保険証の券面と異なる窓口負担割合が表示された事例が報告されており、患者とのトラブルも生じています。各地で発覚した事例の詳細を報告します。

※千葉県保険医協会より調査結果を報告いただきます。

声明 国の責任で「全容把握」・「原因究明」・「再発防止」を強く求めます 7月25日発出

 

判定フローチャート 75歳以上の窓口負担割合

【関連報道】

7月13日TBS・NEW23
多発するマイナンバーカードトラブル 保険証データ“誤入力”の原因は?【news23】
7月14日、千葉市長が定例会見において、原因が「ヒューマンエラー」と説明し、2件あったことを報告しました。

マイナ保険証「医療費の負担割合を誤登録」50の医療機関で確認 千葉県保険医協会が調査
東京新聞 7月21日

負担割合に相違 16%  紙とマイナ保険証 千葉県保険医協会が調査 高齢者医療
しんぶん赤旗 7月21日

マイナ保険証、医療機関の窓口負担割合の登録でも誤り 千葉市で判明

7月22日朝日新聞

マイナ保険証巡り登録ミス、自己負担割合「3割」のはずが「2割」に…千葉市で発覚

7月23日 読売新聞

マイナ保険証巡り登録ミス、自己負担割合「3割」のはずが「2割」に…千葉市で発覚 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

7月24日 NHK

マイナ保険証 千葉県の50医療機関で医療費の負担割合を誤登録