全身の健康を保つためには、よく噛んで食べることが欠かせません。詰め物を作成する歯科技工士の状況は深刻な状況にあります。
歯科技工物の点数が低く抑えられている上に、技工士への委託料がさらに低く抑えられる傾向が続く中で、歯科技工士は長時間労働・低賃金を強いられています。歯科技工養成学校を卒業してもわずか5年で7割が退職しています(厚労省資料)。歯科技工士になりたい人も10年ほどで半減し1000人を割りました。養成学校も次々廃校に追い込まれています。
2025年問題
2025年には歯科技工士の人材・技術の継承が危ぶまれています。このままでは技工物が安定供給できなくなる時代も訪れます。保団連は日本の技工士を守るために2024年歯科診療報酬は大幅に引き上げ、国の責任で技工士・技工物を守る施策を進めていくべきです。