補助金、診療報酬を大判ぶるまい マイナ保険証推進キャンペーン
厚労省は2月15日にマイナ保険証推進キャンペーンの第二弾説明会を実施します。
賃上げ等に関する診療報酬改定&マイナ保険証の利用促進に関するオンラインセミナー
厚労省によると、6月の診療報酬改定においてマイナ保険証利用率が一定以上達成することを要件に医療機関に支払われる診療報酬の加算点数が取れることなどを説明するとのことです。
マイナ保険証の利用率上昇率に応じたインセンティブ補助金が217億円計上されていますが、補助金に加え、診療報酬という「にんじん」をぶら下げて医療機関にマイナ保険証利用を患者に呼び掛けさせる狙いです。
医療DX推進体制整加算、医療情報取得加算などマイナ保険証推進の加算の詳細は2月14日の改定答申にて公表されます。第二弾説明会は各医療団体と合同で開催されます。第1回目の2月15日夕方には日本医師会と厚労省の共催となります。
国家公務員のマイナ保険証の利用率がわずか4.36%であることが公表されました。公務員を含めて圧倒的多くの国民が健康保険証を使い医療機関を受診しています。推進する国ですら利用していないのが現状です。
こうした状況で医療機関に強引にマイナ保険証利用を呼び掛けさせることは患者との信頼関係を損ねる結果となりトラブルの原因にもなります。
「保険証使い続けよう」VS「マイナ保険証使ってみよう」
保団連は、同日2月15日の12時から13時に国会内で保険証残せの集会を開催します。集会では「健康保険証を使い続けたい」「トラブルばかりのマイナ保険証はもうこりごりだ」など医療・介護現場、患者さん、子育て世代など様々な立場で発言します。
「保険証使い続けよう」VS「マイナ保険証使ってみよう」のどちらが国民の声に応えているかご注目ください!
集会の概要
日時:2月15日(木)12:00~13:00(予定)
会場:衆議院第1議員会館・大会議室(地下1階)
主催:全国保険医団体連合会
内容:主催者挨拶、基調報告(医療現場のトラブル等)、現場の実態報告、国会議員から挨拶
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