【後期高齢者医療】紙の保険証が郵送されるも「8月からマイナ保険証を使って!?」

75歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療保険の保険証が8月から更新を迎えます。12月2日で保険証の新規発行が停止されるため、保険の有効期限が2024年8月1日から2025年7月31日までとなります。後期高齢者医療保険制度を運営する各都道府県単位の保険者(後期高齢者医療広域連合)から7月14日より保険証が順次郵送されています。

千葉県後期高齢者医療広域連合から千葉県内に住む後期高齢者に送られてきた郵送物には、ご注意ください今年12月から現行の保険証は発行されなくなります」と大きく記載したマイナちゃん入りのチラシが同封されていました。

 

8月以降はマイナ保険証提示してください?

千葉県後期高齢者医療広域連合からの案内文書「新しい保険証等の送付のご案内」には冒頭に枠囲みで8月1日以降に医療機関にかかるときは、「マイナ保険証」または「この保険証」を提示してくださいと記載してます。

マイナ保険証の利用登録していない方、マイナカードすら所持していない方は多数います。後期高齢者に一律に送られた案内に8月以降はマイナ保険証を第一選択とすることは読む側を混乱させます。このような案内では、マイナ保険証に反発が強まるだけです。

マイナンバー下4桁の案内でもマイナ保険証売り込み

2つ目のパラグラフでは、 「個人番号のお知らせ」では、個人番号下4桁記載が案内されております。マイナンバー紐づけミスの総点検結果の案内としてマイナンバーの下4桁を記載しています。

被保険者にもマイナンバーカード裏面に記載されたマイナンバーとの点検・チェックを依頼したものですが、「マイナ保険証がいつでも使える」との案内は余計です。

 

連絡しても「マイナ保険証を保有していない」は確認できない

裏面に「保険証は25年7月末まで使えるから廃棄しない」「12月2日以降マイナ保険証を保有していない方などには、ご本人の被保険者資格の情報などを記載した「資格確認書」を交付する予定です。と記載しています。

しかし、資格確認書が保険証に代わる証であることの説明等が不足しており理解されない方も多いと思います。しかも、自身が「マイナ保険証を保有していない方」に該当するかどうか確認したくなりますが、問い合わせ先「千葉県後期高齢者医療広域連合」に連絡しても、自身がマイナカードを所持しているか、マイナ保険証の利用登録しているか否かはわかりません。なぜならば、マイナポータルにログインしてマイナ保険証の利用登録(紐づけ)を閲覧しないと確認できないからです。 日常的にマイナポータルを閲覧している高齢者は多くはないと思います。マイナ保険証が何か、利用登録したかなど認識が薄い方がたくさんいますので確認方法巡り、問い合わせが殺到するのではと推察します。