【6月12日記者会見】地域から病院がなくなる 感染症対応も継続困難に

全国保険医団体連合会は、①病院現場から深刻な経営実態の報告と、厚労への要望②感染症対策に関する診療報酬上の評価に係るアンケート結果を元に記者会見します。

 

日時:2025年6月12日(木) 14:00~15:00 記者会見

場所:厚生労働省9階会見室(現地のみ)

<記者会見での報告内容>

司会・開会あいさつ:吉中 丈志(病院・有床診対策部長)
1)病院の深刻な経営実態報告と、厚労省への要望について

要望趣旨説明:吉中 丈志

※病院の物価高騰調査

病院の経営実態報告:泉谷 雅人(青森健生病院事務局長)

※物価高騰で病院の経営実態を報告します

2)感染症対策に関する診療報酬上の評価に係るアンケート結果

山崎 利彦(医科社保・審査対策部担当理事)
・医療機関の感染症対策に関する診療報酬上の評価に係るアンケート結果の報告

・感染症対策への診療報酬上の評価は71%が「評価されていない」と回答。
・6割が感染症対策の物資コストや人的コストが評価に見合っていないと回答。
・初・再診料等の基本診療料を改めて引き上げるべき。
・少なくとも感染症対策に係る各種報酬項目の改善を行うべき

荻野 高敏(愛知協会理事長)(Web)

小児科では、感染症対策に要する人的・物的コストに対する診療報酬の評価の「逆ザヤ」状態が一層深刻な形で表面化している
・ 小児は同月内に何度も発熱症状で受診する
・ 小児科では医療従事者の感染症感染リスクが他診療科よりも高い
・ 子どもがマスクをしない・できない、受診時に泣き叫ぶ・暴れるなど

 

 

事後報道

「もう限界だ」医療現場から悲鳴…診療報酬の抑制で病院経営が苦しく 「崩壊の危機」保団連が訴え – 弁護士ドットコム

医療機関「来年か再来年には多くが倒産」現場から悲痛な声…コロナ禍以降の物価・人件費高騰が深刻 診療報酬の“大幅引き上げ”求め保団連が会見 | 弁護士JPニュース

新型コロナなど感染対策の経費 “今の診療報酬 不十分”7割超 | NHK | 医療・健康