月刊保団連2024年4月号

特集「孤立出産はなぜ起きるのか ──いのちの選択──」

乳児遺棄事件はなぜ続くのか。その背景には予期せぬ妊娠や望まない妊娠に悩む女性たちの姿がある。性教育や避妊手段の普及がいまだ十分とはいえない日本では、女性がパートナーと対等な関係性を築けないまま孤立出産を余儀なくされることも少なくない。親・パートナーとの問題や経済的要因、虐待など問題が複合的に絡み合い、相談できない環境が安心・安全な出産を困難とさせている。境界性発達障害や知的障害など特別な配慮を要する女性たちが問題を抱えていることも多い。妊娠・出産は女性だけの問題ではない。女性も子どもも人権が守られ、人間らしく、自分らしく豊かに生きられるような制度設計が急がれる。

文化

郷土玩具の輪郭線 再発見された《遊び》のデザイン 第1回 懐古趣味か、新たな「発見」か

軸原 ヨウスケ

経営

【経営・税務誌上相談】

財産債務調書の提出について

益子 良一

【患者トラブル相談室】

児童虐待が疑われる家庭からのカルテ開示請求

尾内 康彦

会員

【書評】

日本自治体労働組合総連合編『新型コロナ最前線 自治体職員の証言 2020-2023』

粥川 裕平

【私と『月刊保団連』】

第5回 How toありきではなく、長い物に巻かれず

片倉 和彦