【6月30日大臣記者会見】一部保険外療養の配慮対象について「患者団体からもヒアリングする」

2026年6月30日

保団連は、6月30日の厚労大臣会見で一部保険外療養の配慮対象や、今後のヒアリングについて質問しました。

個別の事例については検討中

一部保険外療養について、配慮され除外される対象者には、入院患者・処置等の一環でOTC類似薬の処方が必要な方・通年処方の方などが対象とされています。
処置の一環での配慮について、検討会資料では、医科点数表の検査、処置、手術とその処置後管理、歯科では抜歯後の管理が例示されたが、①歯科点数表における処置の一環で処方が必要な薬剤は、配慮対象か。②例えば捻挫があり、処置を伴うものとそうでないものでは湿布やロキソニンの処方は配慮のあり方が変わるのか。③通年処方の配慮患者について、症状の悪化に伴い追加的に処方し当該薬剤は通年処方とならない場合(例、気管支喘息で日常的な服用以外に、症状悪化時にアレグラやムコダインなどの処方)は配慮対象にならないのかを確認しました。
上野大臣は、「個別の事例について、今議論が始まったばかりで、技術的検討会の中で今後議論していく」と回答を控えました。

患者、臨床現場からご意見をお聞きした上で検討を進める

また、このように、臨床現場で様々な不合理事例が想定されることから、有識者会議以外に患者や医療団体等にヒアリングを実施する考えについて大臣の見解を問いました。
上野大臣は、「医療保険部会には、多くの医療団体の方にご参加をいただいており、また、患者団体の皆さんからもヒアリングを行うこととしています。患者、臨床現場の皆様から、丁寧にご意見をお聞きした上で、検討を進めていきたいと考えています」と回答し、患者団体や現場からの意見を聞く場を設ける見解を示しました。

上野大臣会見概要 |令和8年6月30日|大臣記者会見|厚生労働省

保団連 一部保険外療養について、OTC類似薬の保険給付の見直しの実施に向けた技術的検討会で配慮対象者の範囲等が検討されています。
検討会資料では、入院患者や処置等の一環でOTC類似薬の処方が必要な方が配慮対象とされ、医科点数表の検査、処置、手術とその処置後管理、歯科では抜歯後の管理が例示されたが、歯科点数表における処置の一環で処方が必要な薬剤は、配慮対象と考えてよいのでしょうか。
また、捻挫での処置を伴うものとそうでないものの湿布やロキソニンの処方は配慮のあり方が変わるのでしょうか。
通年処方の配慮患者について、症状の悪化に伴い、追加的に処方し、当該薬剤は通年処方とならない場合、例えば、気管支喘息で日常的な服用以外に、症状悪化時にアレグラやムコダインなどの処方は配慮対象にならないのでしょうか?
このように、臨床現場で様々な不合理事例が想定されますが、有識者会議以外に患者や医療団体等にヒアリングを実施する考えについて、大臣の見解をお伺いします。

上野厚労大臣 まさにご指摘のような論点を含めまして、このOTC類似薬の一部保険外療養の配慮のあり方については、本当に技術的な検討を要する論点が多数あると承知しております。
このような技術的な検討については、この技術的検討会の中で、今後議論をしていく内容でございます。お尋ねの個別の事例について、今議論が始まったばかりですので、現時点でお答えすることは控えたいと考えます。
また、現在さまざまな診療科の医師、あるいは、薬剤師といった有識者の方々にご参加をいただいております。この技術的検討会で検討を開始したところであり、今後、医療保険部会においても、議論をするということとしております。
この医療保険部会には、今ご指摘がありました通り、多くの医療団体の方にご参加をいただいております。また、患者団体の皆さんからもヒアリングを行うこととしています。今後とも、患者、臨床現場の皆様から、丁寧にご意見をお聞きした上で、検討を進めていきたいと考えています。