9641人が回答 OTC類似薬配慮措置に関する患者調査

2026年8月20日

OTC配慮措置の調査結果概要

 

全国保険医団体連合会

 

 調査機関:8月6日から8月13日

調査方法:ウェブフォーム、オンライン署名の賛同者にメール配信

送付件数:約30万件

 

【質問①】年齢はおいくつですか (回答:9641件)

※年齢分布は、WEBフォームでの回答のためか70歳以上の高齢者が少なく、30〜60歳代、いわゆる働き盛りの世代が約8割を占めています。

年齢 件数 割合
19歳以下 288 2.99%
20代 980 10.16%
30代 2,131 22.10%
40代 2,351 24.39%
50代 2,075 21.52%
60代 1,234 12.80%
70代 497 5.16%
80代 85 0.88%
合計 9641 100%

 

【質問②】 現在、以下の病気で治療していますか。〈複数回答可 回答:9641件〉 

※現在治療中の疾患名は、若い世代が多いためか花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎が多くを占める。

病気 件数
花粉症 3,975
アレルギー性鼻炎 3,535
アトピー性皮膚炎 2,344
気管支喘息 1,477
便秘 1,225
慢性頭痛 1,014
蕁麻疹 990
逆流性食道炎 921
慢性腰痛 683
椎間板ヘルニア 523
過敏性腸症候群 505
指定難病 440
悪性腫瘍・がん 401
五十肩(肩関節周囲炎) 386
変形性膝関節症 343
慢性胃炎 336
腰部脊柱管狭窄症 333
感染症(ヘルペス、帯状疱疹ほか) 297
心臓病 244
膝関節痛 232
慢性気管支炎 228
関節リウマチ 219
186
脳梗塞・脳卒中 134
変形性股関節症 122
線維筋痛症 93
高血圧 92
糖尿病 85
胃潰瘍・十二指腸潰瘍 85
なし 82
脊椎症 79
心筋梗塞 67
COPD 66
変形性腰椎症 66
うつ病 53
月経困難症 48
子宮内膜症 29
生理痛 24
てんかん 23
高脂血症 22
副鼻腔炎 22
偏頭痛 22
緑内障 21
高血圧症 21
無し 19
特になし 18
精神疾患 16
片頭痛 14
13
双極性障害 13
脂質異常症 13
統合失調症 12
皮膚炎 12
乾癬 12
11
鬱病 11
更年期障害 11
うつ 11
橋本病 11
メニエール病 11
バセドウ病 11
咳喘息 11
食物アレルギー 10
骨粗鬆症 10
該当なし 10
治療していない 10
貧血 10
子宮腺筋症 10
不眠症 10
痛風 10
高尿酸血症 10
子宮筋腫 10
潰瘍性大腸炎 10
特にない 9
適応障害 9
アレルギー性結膜炎 8
慢性副鼻腔炎 8
頭痛 7
ADHD 7
甲状腺機能低下症 7
汗疱 7
メニエール 6
していない 6
PMS 6
甲状腺疾患 6
機能性ディスペプシア 6
頸椎ヘルニア 6
双極症 6
乾燥肌 6
歯科治療 5
鉄欠乏性貧血 5
不整脈 5
ドライアイ 5
とくになし 4
生理不順 4
尋常性乾癬 4
甲状腺機能亢進症 4
脂肪肝 4
不安障害 4
高血圧、高脂血症 4
その他 1,253

 

【質問③】現在、「一部保険外療養」として保険除外される以下のOTC類似薬(77成分)が処方されていますか? 複数回答可

※一部保険除外となる主な薬剤の処方実態に関する質問。花粉症やアレルギー性鼻炎によく使われるアレジオン、アレグラ、皮膚炎に使用するロコイド軟膏やヒルドイドクリーム、リンデロンV軟膏、痛み止めのロキソニン、去痰剤のムコダインなどが多く処方されている。配慮対象となる1年以上の長期処方はヒルドイド以外は半分くらいで、対象者は少ない傾向にある。

処方(1年以内)されている 長期処方(1年以上)されている 処方されてない
アレジオン錠 900 456 3,823
アレグラ錠 1,461 980 3,493
タリオン錠 285 236 4,062
モメタゾン点鼻薬 782 352 3,767
ディレグラ配合錠 150 86 4,156
セルタッチパップ 52 36 4,214
ロコイド軟膏 1,107 611 3,556
マグミット錠 753 678 3,686
ヒルドイドクリーム 1,430 1,313 3,111
リドメックスコーワ軟膏 207 163 4,022
リンデロンV軟膏 1,581 831 3,207
ロキソニン錠 2,957 1,380 2,389
フェルビナクテープ 411 199 3,838
クラリチン錠 388 169 3,891
イブプロフェン 721 224 3,642
ムコダイン錠 1,733 638 3,085
オキナゾール膣錠 115 33 4,065
ザジテン点眼液 428 173 3,891

 

【質問④】保険除外を適用しない「配慮対象」の類型①~⑥のいずれかに該当しますか。〈複数回答可〉回答:9641

①がん患者(がんと関連ない症状は負担対象)

②指定難病患者(指定難病と関連ない症状は負担対象)

③国の公費負担医療の受給者(公費負担と関連ない症状は負担対象)

④入院中(退院時を含む)の使用

⑤処置等を伴う14日分までの使用

⑥長期処方(内服薬:年間50週を超える場合 外用薬:長期使用にエビデンスがある場合

⑦いずれも該当しない

⑧わからない

※配慮対象の類型では⑥長期処方が24.5%⑦「いずれも該当しない」が42.1%を占める。「わからない」との回答も23.6%に達した。厚労省の「配慮措置」が複雑なため理解されていない方も一定数いる。