【OTC類似薬保険除外】ロキソニンを服用する99%の患者が配慮されない⁉ 

2026年9月1日

 

保団連は9月1日の大臣会見でOTC類似薬の配慮中間とりまとめについて質問しました。中間とりまとめでは、医師が長期で対象薬剤の服用が必要な患者は配慮されますが、内服薬では年50週以上の服用が求められています。

ロキソニンの配慮対象は1%

年50週以上服用している患者の割合について上野厚労相は「患者割合は5%」と答弁しました。また、ロキソニン(有効成分:ロキソプロフェンナトリウム水和物)を通年で処方されている患者割合が1%であることを明らかにしました。つまり、ロキソニンを服用する患者の99%が配慮対象とならないことになります。

保団連から99%が配慮されないことで排除されたと受け止める患者が多いと指摘し、大臣の見解を問いました。これに対して、上野大臣は、「技術的検討会で決めた」と答弁し、見解は明確にしませんでした。

上野大臣会見概要 |令和8年9月1日|大臣記者会見|厚生労働省

 

保団連

OTC 類医薬品の保険適用の見直しの検討会中間取りまとめでは、医師が対象医薬品の長期処方のどうか医療上必要と考える具体的な基準として内服薬については一年以上当該薬剤を使用する患者が配慮対象とされました。内服薬を年50週以上、一年以上服用する患者の割合はどれくらいか。鎮痛消炎剤であるロキソプロフェンナトリウム水和物、いわゆるロキソニンの通年処方の患者割合はどれくらいか。関節リウマチなど痛みを抱える患者さんの多くが配慮対象外とされたが、追加負担となるリウマチ患者などから意見を聞く考えはないか。

上野厚労相

OTC 類医薬品の一部保険外療養の対象となる内服薬を年50週以上服用する患者割合は、医学薬学等の有識者から構成される OTC 類医薬品の保険適用の見直しの実施に向けた技術的検討会において5%程度というのを提示している。 また、そのうち、ロキソプロフェンについては、年50週以上を服用する患者割合は1%程度というのを提示しているところであります。  今回の見直しにあたり、患者団体の意見を踏まえ、さらに検討を深める観点から、全国がん患者団体連合会、日本難病疾病団体協議会、日本アレルギー友の会、ささえあい医療人権センター等の4団体の代表者にも臨時委員として医療保険部会の議論にご参加いただきヒアリングも行っている。 この4団体以外にも、ご指摘のリウマチも含め、様々な患者の方々が本制度の対象となりうるのですが、その全てに対してヒアリングを行うということはなかなか難しい。可能な限りご意見を伺って検討したいとか、そういった趣旨から本制度に係るパブリックコメントを実施しました。関節リウマチに関するご意見もいただいておりますので、今後、医療保険部会においてパブリックコメントで出された主な意見について精査を行っていく。 そうしたことも踏まえ、いずれにいたしましても、本制度が、患者の皆様にもご理解をいただけるものとなるように丁寧に検討していきたい。

 

保団連

ロキソニンを服用する99%の患者が配慮されないというか、排除されたって感じる方も多いと思うが、大臣はどう受け止めているのか?配慮は十分だと言えるのかについてのご見解をお伺いします。

 

上野厚労相

技術検討会の中で、1年を通じた使用実態を確認することによって、症状が季節や環境要因によらず持続しており、医師の管理下で継続的な治療が行われている状態を客観的に把握することが可能である。そうしたことから、内服薬については、年間処方日数がおおむね50日である場合に別途の負担の対象外とするということが検討会として整理をされた。そうしたことも踏まえて、引き続き医療保険部会等で丁寧に検討していきたい。