4割の医療機関が「マイナカードお持ちですか」と回答 2月の利用率が大注目!?

厚労省は、2月29日の医療保険部会で2月の診療報酬の請求時に、オンライン請求を実施している全施設(約17万施設)に対し、マイナ保険証利用促進の取組状況のアンケート調査を行ったとして結果を公表しました。

参考:厚労省が全医療機関にマイナ保険証利用アンケートを強要! 画像付き 

 

医療機関が呼びかけて利用率は上がるのか?

 オンライン請求とは保険医療機関や薬局が毎月の保険請求を支配基金等に対して行う際に利用する請求方法・請求システムです。つまり、医療機関の経営維持に不可欠な請求行為をする際に、アンケートを表示させるやり方かと思いますが、オンライン請求の際の画面でポップアップ機能を利用してアンケートを実施が強要されるものです。実態は「保険請求を人質に強制アンケート」「実態はマイナ保険証ごり押し」と言うべきでものです。

アンケート結果は、約4割の医療機関が窓口で「マイナンバーカードお持ちですか」などの声かけしている。6割超の医療機関がマイナ保険証のポスターの掲示等を行っているというものでした。

1月のマイナ保険証利用率は4.60%と低調なままです。マイナ保険証の利用率が上がらない理由は、健康保険証に比べて不便でメリットもほとんどないためです。

医療機関側から患者に声掛けしたらマイナ保険証利用率が向上すると厚労省は分析していますが、ほんとうにそうでしょうか?

その答えは2月のマイナ保険証利用率が公表される3月中下旬に明らかとなります。テレビCMや補助金・診療報酬を投入し、かつ医療機関からマイナ保険証持参の呼びかけまでさせてもなお、マイナ保険証利用率が目立って上昇しなければ、患者・国民からマイナ保険証は受け入れられていないこととなります。2月のマイナ保険証利用率は大注目です!