【医療費控除】マイナポータルで医療情報が見れない! 沖縄・島根国保組合で発覚

沖縄と島根の国保組合でマイナポータルに連携不具合

沖縄県国保組合連合会は2月29日マイナポータルを通じて医療費控除の確定申告の際に用いる医療情報が見れない状態になっていることを公表しました。

沖縄県内の医療機関へ受診した後期高齢者にかかる医療費情報について、令和4 年1 月診療分と令和6 年2 月9 日からマイナポータルで閲覧可能であるべき令和5 年12 月診療分の医療費情報が閲覧できない状態であったとのことです。 原因として委託電算会社が医療費情報を作成した際、処理手順に誤りがあり、処理が正常に実施できていなかったことによります。

島根県国民健康保険組合でも同様の事例が生じており、同組合ホームページで説明されています。

令和5年12月診療分における医療費情報がマイナポータルで閲覧できない事象について(お詫び)

不具合発覚から1年後にトラブル再発

実は、不具合が1年間解消されていない可能性があること、他の国保組合でも同様のトラブルを抱えていたことがわかりました。2023年3月にもマイナポータルに医療情報が連携できない問題について、支払基金が運営する医療機関向けポータルサイトで公表されていました。同不具合が生じた国保組合の一覧には沖縄県の市町村も含まれいました。支払基金側は2023年3月14日段階で復旧済みと周知していました。

【お知らせ】一部の国民健康保険に加入している(していた)方の、医療費通知情報、薬剤情報、診療情報、特定健診情報が閲覧できない事象について – オンライン資格確認・医療情報化支援基金関係 医療機関等向けポータルサイト
一部の市区町村の国民健康保険及び国保組合において、ご加入している(していた)方のデータ連携に不備があったことから、医療機関及びマイナポータルで医療費通知情報、薬剤情報、診療情報、特定健診情報が閲覧できない事象が発生していましたが、この度、すべての情報の閲覧が復旧いたしました。
【お知らせ】一部の国民健康保険に加入している(していた)方の、医療費通知情報、薬剤情報、診療情報、特定健診情報が閲覧できない事象について – オンライン資格確認・医療情報化支援基金関係 医療機関等向けポータルサイト 

不具合が発生した自治体一覧表