武見大臣は「国家公務員のマイナ保険証利用率が低調でも保険証廃止」と答弁するのか?

国家公務員 利用率が5.73% でも保険証廃止?

武見敬三厚労大臣は4月18日に「マイナ保険証の利用率に関係なく12月に健康保険証を廃止する」と国会で明言しました。一方、5月8日に公表された国家公務員の24年3月のマイナ保険証利用率が5.73%にとどまり、昨年11月時点の4.36%から1.37ポイントしか伸びていません。国民全体の利用率5.47%(3月)とほぼ同じです。今度は「国家公務員の利用率に関係なく保険証廃止する」と答弁するのでしょうか。国会審議が注目されます。

「利用率低い」はむしろ健全

国家公務員は身分証(IDカード)とマイナカードを一体化しており無理やりマイナカードを持たせていますが、マイナ保険証の登録率は63.6%(国民全体は59%)にとどまります。マイナ保険証は強制できなかったようです。逆に言えば、国家公務員と言えど一国民です。マイナ保険証を使いたくない、面倒、メリット無しという国民の意識・感情と完全に同期してます。大臣から押し付けられてもメリットないものは使いたくないというのは通常の感情であり国家公務員の健全性の表れです。