学校健診後の受診状況調査の公表とご協力のお礼

2026年4月2日

「2025年度学校健診後治療調査」にご協力いただきました各学校長ならびに養護教諭の先生方に感謝申し上げます。お忙しい中ご協力いただき、誠にありがとうございました。全国31道府県の各学校4,785校(回収率19.5%)よりご回答いただきました。

調査結果は4月16日にマスコミ発表を行いました。今回の調査では、①コロナ禍にあり受診控えが起こった前回調査(2020年)と比べても未受診の児童・生徒数は増加していること、②「スマホ・ネット依存が疑われる児童、生徒」が約半数の学校で「いる」との回答があったこと、③前回調査から何らの改善も図られていないより深刻な事態が進行していることがわかりました。
今回の「学校健診後治療調査」の結果と、子どもたちの命と健康を育むため、保団連の提言を報告しました。

今回の調査ではコロナ禍の前回2020年調査と比較して、“受診できない”児童・生徒たちの未受診割合は増加していました。
学校健診で要受診となった児童、生徒の未受診率は上昇傾向にあります。未受診の理由と思われる要因は「健康への理解不足」から、「共働き」「ひとり親家庭」「子どもへの無関心」と続きました。健診後の受診につながらない児童・生徒は家庭に何らかの問題を抱えていることは明らかです。「近所に医療機関がない、遠いので通えない」との回答もあり、無診療科地区(無医地区、無歯科医地区)が全国に点在していることも明らかになりました。

コロナ禍で、ゲームやインターネットへの依存度が増し、利用時間の制限を緩めていた家庭も多かったことから、今回初めて調査項目に加えました。46.2%の学校が「スマホ・ネット依存が疑われる児童、生徒がいる」と回答、「いない」は21.0%、「把握していない」が29.5%でした。実数を記述していただいた合計は8415人で、内科健診を受けた人数に対して0.7%でした。「把握していない」学校も含めてより多くのスマホ依存傾向児童・生徒がいると推察され、コロナ禍以降保護者、子ども双方の行動様式が変容していることから、今後増加することが危惧されます。
児童・生徒の健全な成長・発達を保障する上で、必要な受診を促すことを目的として、国・自治体・学校・医療関係者・地域が連携した積極的な対応が求められます。本調査結果を活用し、児童・生徒の未受診を減らすための取り組みを行います。

本調査結果と記者発表の様子は、以下リンクをご参照ください。

【資料】
1.学校健診後治療調査(サマリー)
2.学校健診後治療調査 報告書、各分野の具体的事例
3.会見当日出た質疑