月刊保団連2026年4月号

2026年6月27日

特集「『生きにくさ』への無理解と困難」

日々を生きていく中で、心身のつらい症状、疾患などに苦しむ人は少なくない。そのつらさや苦しみが目に見えず、血圧や体温、血液検査の結果というような数字にも表れないことも多い。その場合、周囲の人々は当事者の抱えるつらさを理解し、寄り添うことが困難になる。理解されない状況は、当事者を孤独に追い込み、孤立させる。必要な治療へつながりにくくなるおそれもある。社会の無理解により「生きにくさ」を抱えざるを得なくなっている人々に対し、周囲にいる私たちは何ができるだろうか。当事者やその家族や支援者が孤立することなく、必要なケアやサポートが届いているのか、どんな医療制度、経済保障が必要なのか、目を凝らして見ていきたい。一人ひとりの「生きにくさ」が取り除かれるような社会を目指したい。

古橋 功一

石橋 壽子

木谷 秀勝