特集「税と暮らしを考える ──私の払ったお金のゆくえ」
日々の暮らしの中、消費税、所得税や住民税……少なくない額の税金を納めている。それにもかかわらず、私たちの暮らしを良くするために使われているかと問われれば首を傾げるしかない。国や地方の財政を民主的手段で決めるという原則は「財政民主主義」と呼ばれるが、日本社会に財政民主主義は存在するのか。1989年に3%で導入された消費税は2019年には10%にもなる。増え続ける社会保障費を賄うために増税は必至だと政府は主張し、社会保障費は圧縮すべきものと見なすような言説が流布される。その一方で、防衛費は2025年度補正予算案でGDP比2%にする目標を達成することとなった。自分の払った税金が暮らしに生かされていない気がするのはなぜだろうか。税制度そのもののあり方、税金の使われ方や今後の財源について考える。
荒川 俊之
掛貝 祐太
医院経営
益子 良一
曽我 浩
尾内 康彦




