
政府が示した高額療養費の負担上限額引き上げ案を受け、子どもを持つがん患者を対象に家計や子育て、治療への影響についてアンケートを行った。半数が病気で収入が減り、4割が「治療中断」、6割が「治療回数減」を考えると回答。子どもの養育・教育と自分の命を天秤にかける状況に追い込まれていることが分かった。
回答者の概要
年齢は40代と50代で9割。女性が8割を占めた。
がんの種類は乳がんが37%で最も多く、次いで大腸がん12%、肺がん9%。
がんの告知を受けたときの年齢は30代と40代で8割と現役・子育ての真っ最中。現在は「通院治療中」が半数に上る一方、再発・転移の可能性を残す「経過観察中」も4割。





負担限度額引き上げによる影響
高額療養費制度の多数回該当「あり」「なし」による比較
自由記述より
まとめ
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半数が病気で収入が減る上に、治療(年50万~100万円が4割)と子育てにお金がかかり、現状でも家計は厳しい。
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6割が多数回該当を経験する一方、再発の可能性を残す「経過観察」も4割。再発の繰り返し、副作用による休薬等もあり、長期療養=多数回該当ではない。
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多数回該当の有無にかかわらず、4割が「治療中断」、6割が「治療回数減」を考えると回答。
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子どもの養育と自分の命を天秤にかける状況に追い込まれている。