最大震度7、M7.6の能登半島地震 被災者の救命・救助を最優先に
1月1日16時10分に石川県能登半島を震源地とする令和6年能登半島地震が発生しました。最大震度7を観測し、石川県で東日本大震災以来となる大津波警報が出されました。地震の規模はマグニチュード7.6、地震の種類は内陸の逆断層型、震源域は150キロと推定されており、北海道から九州まで揺れを観測しました。同じ種類の地震では阪神淡路大震災(M7.3)、熊本地震(M7.3)を超える規模となります。震度1以上の余震が少なくとも500回以上発生しており、余震で倒壊家屋も出ています。
石川県内の医療機関を中心に電気使用不可、水使用不可、医療ガス使用不可等の被害が発生しています。倒壊家屋の下敷きになった、生き埋めになった被災者の報告や病院搬送が多数報告されています。被害状況と倒壊家屋の下敷き、津波などによる震災直接死が100名以上となり、行方不明者も200人以上となりました。輪島市、珠洲市などでは大規模な家屋損壊で、津波による被害も含めて被害の全貌が掴めない状況が続いています。
避難所生活での排泄物処理など衛生状況の改善、食料、寒さ対策、感染症対応などに震災関連死を防ぐための避難所の改善も急務です。そのためにも一刻も早く医療機関をはじめ電気・ガス・水道、道路等のインフラの復旧とともに被災者医療の確保、国の財政措置による医療費窓口負担・保険料の免除を実施を国・石川県に求めていきます。